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佐藤純の賭博回遊業 賭博のすべてが悪なのか

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賭博=悪 これは国民に浸透してしまっているイメージでは無いだろうか?

確かに黒い世界の方が運営しているアングラカジノやオンラインカフェなんてのが巷には有るので、完全に否定をすることは出来ない。しかし、そこに関わる全ての人間が黒かと言われると、そうではないのだ。

彼らが相手にしている客人は基本素人さんで、普段は普通のサラリーマンや日雇い労務者、医者や芸能人だったりと、本当に様々な職種の人間を相手にしている。 客の目的も様々で、単純な娯楽だけでなくサービスの食事やタバコを目当てに来店する人間も居たりする。(中には店をハシゴして全ての食事をそこで賄っている人間も居る)

寝床はサウナで、眠くなるまで博打を打ち、疲れたらサウナに戻ってリフレッシュ。そして再び賭場に舞い戻ってくるを繰り返している通称「カジカジ君」なんてのも居るが、彼は適度に遊んでそれなりに負ける日も有るので、トータル収支がプラスでも各賭場では入場を認められているようだ。

彼らは当然ヤクザでは無いし、プロでもない。表社会の一般市民であり、パチンコや競艇に行く感覚でアングラカジノ等を楽しんでいるのだ。

流石に生活費にまで手を出すようになるとギャンブル中毒と言わざるを得ないが、適度な息抜きとしてうまく付き合っていけば博打も悪くないストレス発散方法だと俺は考えている。かくいう俺は、博打が生活の一部と成り果てているので、一種の中毒者だと指摘されても否定はできないのだが…。

ここでギャンブル中毒者に生活に困らないヒントを一つ。中毒に成ったら、我慢して博打をしないのではなく、博打を副業として負けないうち方を研究してみては如何だろうか?負けなければ生活に支障は無いのだから問題は無かろう。若干のセンスと思考能力、知識と軍資金、それから強いメンタルは必要だと申し添えておく。

専業にしようと考えたら大抵の精神力では潰されるのがオチだ。メンタルコントロールが完璧に出来て、更にそれなりの資金と運を持ち合わせて居なくては、到底勝ち目なんて無い。故に、俺が言っている事は本当に一握りの人間にしか当てはまらない事で有る。それに、博打で万人が生活できてしまったら、産業界は破綻してしまい、日本の未来は無くなってしまうだろう?

何だかんだと書いてきたが、俺の言いたいことは「全ての賭博を悪とするのではなく、博打は程よく遊んで、場所代とサービス料として、遊戯代金を支払う。一つの娯楽施設だ」と考えてみてほしいという事だ。生活費は普通に働いて稼ぎ、余剰金をレジャーの一つとして博打につぎ込む。このように考えれば、賭人が後ろ指をさされることも無くなるのではないだろうか、というのが俺の持論だ。

なんて偉そうに言っているが、これを書いているのは、歌舞伎町のオンラインカフェでバカラを打ちながら・・なんて事は口が裂けても言えないな…。

この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。ネットカフェでのインカジ利用では摘発者が頻発しています。

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