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佐藤純の賭博回遊業 たまにはパチンコの話でも

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パチンコとカジノで類似しているのは、スロット(日本のスロット、通称パチスロとカジノで言うスロットでは仕様がかなり違う)が有る事位だとお考えだろうが、実は毎日勝負する事を前提に考えて打つ人間には(いわゆるパチプロ、カジノプロ?)共通した勝負の仕方が有る。これから話すことは実際に俺もやっている事なのだが、これを実践したから勝てるということは無い。あくまで攻略法では決してないことだけは念頭に置いて読み進めてほしい。

一時期の間、俺はパチンコを専業としていたことがある。打つ際には2つの財布を持っていて、投資用とプライベートに完全に分けていた。毎日の事だから、資金管理がいい加減に成るとたちまち資金のショートをしてしまいかねない為だ。開店から夜の20時を稼働時間と決め、更に休憩時間は基本30分。店によっては、許された時間が20分の場合も有った。朝から晩まで飯も食わずにパチンコを毎日するのは健康によろしくない。肉体的にも精神的にも当然良くない事だから、このように最低限の休息を入れていた。

アイウォレット

一日が終了したら投資金額、回収金額、回収玉数、投資玉数、更に回転数、当たり回数等のデータを必ず細かく記帳して翌日に備えていた。又、勝利金の大小に関係なく投資用の財布から一日が終了した時点で12,000円をプライベートの財布に移動する作業も同時にしていた。

朝と夜の行動から書いてしまったが、パチンコを打っている間にやる作業について簡単に述べよう。これも個人差が大変有るが、俺は簡単に最初の2,000円での回転数を見て、継続してその台を打つか辞めてしまうかを判断していた。機種によりかなりの幅が有るのだが、1000円で最低17~22回転を回せていたら、休憩時間以外、当たりが出なくても打ち切るスタイルを取っていた。期待値とか仕事量なんて言葉で表される事も有るようだ。細かい計算も実はしていたのだが、今回は省かせてもらう。

稼働は基本平日だけで、土日に関しては休みにしている。メリハリをつける意味と、一般の方の稼動が多いため、勝てる見込みの有る台が取れない可能性が高いからだ。色々な計算をしているが、基本は1,000円でどの程度回るかが全てと言っても良いので、専業で無ければそれだけを念頭に置いて遊戯するだけでも勝率は飛躍的に上がると言ってもいい。計算方法はとてもシンプルで、例えば5,000円を投資した時点で回転数が122回転だと【122÷5=24.4回転】と成る。

カジノでも同じ原理で計算をしているので、軽く紹介しておこう。20ラインスロットを1ドルで回していたと仮定して話を進める。入金額1,000ドルして、スタートすると残高は当然上下に振れるだろう。回転数を正確にするためオートスピンが可能なスロットを概ね遊戯している。設定を100回転にして兎に角打ち切る。打ち終えたら開始金額の1,000ドルから引くことで、100回転での損益がすぐに出るのはお分かりだろう。更にその損益を100で割ると1スピンでのコストが±どの位か出てくる。俺はこの数字を元に、継続するか撤退するかを判断している。基準は記載する事を避けるが、日々これの繰り返しをしている。

バカラなどのカードゲームでは10ゲーム辺りの損益から撤収するか継続するかを決めている。ほぼ50パーセントの確率と言っても、日々、己の運気に左右されるのが博打であるがゆえに、潔く辞める事が出来なくては継続して食うことは出来ないのである。

この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。ネットカフェでのインカジ利用では摘発者が頻発しています。

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