スリーカードポーカー|ルールと遊び方・攻略法を徹底ガイド
「ポーカー」といえば、5枚の手札で役を作るカードゲームというイメージがありますよね。しかし、この記事で紹介する「スリーカードポーカー」は、3枚の手札で役を作るゲームとなっています。
このページでは、スリーカードポーカーとはどんなゲームなのか、賭け方や役の一覧、ゲームの流れなどについて詳しく解説します。また、還元率に基づいた戦略など、実践的な内容についても踏み込んでまとめました。
普通のポーカーと比べても特別覚えることも少ないので、すぐに楽しむことができます。手軽にプレイできますので、ぜひ遊んでみてください。
この記事のまとめ
- スリーカードポーカーは3枚のカードで役(ハンド)を作るゲーム
- 通常のポーカーとは異なり役は「スリーカード > ストレート > フラッシュ」の順に強い
- スリーカードにはコール戦略とペアプラス戦略の2つの攻略法がある
この記事はおよそ 10分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
スリーカードポーカー(3 card poker)とは
「スリーカードポーカー」とは、名前の通り3枚のトランプを使って役を作るポーカーのことです。一般的なポーカーは5枚のカードを使って役を作りますが、スリーカードポーカーで使うのは3枚のカードだけです。そのため、5枚制のポーカーとは役が少し異なります。
また、ドローポーカーなら1回交換できる、テキサスホールデムなら7枚の中から強い5枚を選べるといった仕組みがありますが、スリーカードポーカーは配られた3枚のカードだけで勝負する必要があります。
オンラインカジノでプレイできるテーブルゲームの一つで、プレイヤーの成立役がディーラーの役より高ければ勝ちとなります。プレイヤー同士で勝負することはありませんが、ディーラーとの駆け引きを楽しめるポーカーゲームです。
スリーカードポーカーの基本ルール
スリーカードポーカーの基本ルールについて解説します。
スリーカードポーカーでは、プレイヤーとディーラーがそれぞれ3枚の手札を持ち、プレイヤーが成立した役がディーラーより高ければ勝利となります。ただし、プレイヤーは自分の手札だけを見て、自信があるなら賭け金を上乗せし、自信がなければ降りることができます。
また、ディーラーも決められた一定の役を作れなかった場合降ります。勝負が成立し、プレイヤーの方が上位役を作れた場合は、賭け金全体に対して2倍(以上)の配当を獲得します。
スリーカードポーカーのテーブル解説
スリーカードポーカーのテーブルレイアウトは画像の通りです。それぞれ、次の通りに表示されます。
- ディーラーのハンドが上側
- プレイヤーのハンドが下側
最初にプレイヤーのハンドだけが表示され、プレイヤーが勝負すると決まった場合はディーラーのハンドも開かれます。
その下にあるのがベットエリアです。それぞれ「Ante」「P+(Pairplus / Pair+)」「Call(Play / Bet)」の3つが書かれており、これら3つを使ってスリーカードポーカーに賭けることができます。
3つのベットエリア(スポット)
3つのベットエリアである「Ante」「P+(Pairplus / Pair+)」「Call(Play / Bet)」について解説します。「Ante」や「P+」と書かれたエリアのどちらかには必ず賭ける必要があり、またディーラーと勝負するにはCallに賭けなければいけないことは覚えておくと良いでしょう。
詳しいベットエリアの解説については以下の項目をご覧ください。
アンティ(ANTE)
アンティ(Ante)とは、ゲームの参加料のことです。ディーラーと勝負する場合、このエリアには必ず賭けなくてはいけません。
このエリアに賭けた金額は、プレイヤーが降りた場合やディーラーに負けた場合は返ってきません。ディーラーに勝利した場合、ディーラーの役に関係なく2倍の配当を獲得することができます。さらに、ストレート以上の役が成立した場合はより高額を獲得することができます。
コール(CALL)
コール(Call / プレイ・ベットなど)とは、プレイヤーがディーラーと勝負する際に必要な賭け金です。
プレイヤーはディーラーの役を確認する前に自分の手札を見ることができます。この時、プレイヤーは自分のハンドに自信がないなら降りることができます。この時、アンティは戻ってきませんがそれ以上に負けることはありません。
プレイヤーが勝負する時は、アンティと同額をコールに賭ける必要があります。コールにベットした場合、以下のように配当を獲得することができます。
- プレイヤーの負け…賭け金は没収されます
- プレイヤーが勝ち、ディーラーのハンドがQハイ以上…賭け金の2倍の配当を獲得できます
- プレイヤーが勝ち、ディーラーのハンドがQハイ未満…勝負は不成立となり、賭け金はそのまま戻ってきます
ペアプラス(Pair Plus/P+)
ペアプラス(Pair Plus/P+)とは、オプションベットの一つです。ディーラーとの勝負に関係なくベットすることができます。また、ペアプラスだけに賭けることもできます。
プレイヤーの成立役に応じて配当が支払われます。ハイカードのみハズレとなっており、ペアでも元返し、フラッシュは4倍…と増えていき、最強役であるストレートフラッシュが成立すれば40倍の配当を獲得することができます。
スリーカードポーカーの遊び方
続いて、スリーカードポーカーの遊び方について解説します。まず、スリーカードポーカーのゲームの流れについては以下の通りです。
- ANTE(参加費)を払う
- カード3枚を配布
- RIDE(勝負)・FOLD(降参)の選択
- RIDEした場合はディーラーとの勝負
詳しい遊び方については以下の項目で詳しく解説しています。
1:ANTE(参加費)を払う
まず、参加費である「アンティ(Ante)」を支払います。勝負する場合は倍額をベットすることになるので、賭けすぎにはご注意ください。また、オプションベットである「ペアプラス(Pair Plus / P+)」に賭けることもできます。もちろんアンティとペアプラス両方に賭けても構いません。
賭け終わったら「ディール(Deal)」ボタンをタップするとゲームが始まります。
Pair Plusだけに賭けてプレイする事も可能
ちなみに、ディーラーと勝負をせず、ペアプラスだけに賭けてもOKです。この場合、ディーラーの手役や勝敗とは全く関係なく、プレイヤーの手役がペア以上の時に配当を獲得することができます。
なお、アンティとペアプラスの両方にベットした場合、途中で降りるとペアプラスの配当についても貰えなくなってしまうためご注意ください。
2:カード3枚を配布
プレイヤーとディーラーにそれぞれ3枚のカードが配られます。プレイヤーのカードは表向きで、ディーラーのカードは全て裏向きで表示されています。プレイヤーは自分の手役を見て、勝負するかどうかを判断します。
3:RIDE(勝負)・FOLD(降参)の選択
プレイヤーの手が強く、勝てそうだと判断した場合、「コール(ベット、プレイと書かれている場合もあります)」にアンティと同額をベットします。
プレイヤーの手が弱く、負けそうだと判断した場合、「フォールド」を選択します。フォールドを選択すると、これ以上ベット額を上げる必要はありませんが、アンティは没収されてしまいます。
もしペアプラスをベットしていた場合、ここでフォールドを選択するとペアプラスの配当も無くなってしまうので、ペア以上の場合は積極的に勝負に行くことをおすすめします。また、アンティボーナスについてもフォールドすると獲得することはできません。
4:RIDEした場合はディーラーとの勝負
アンティと同額をコールに賭け、「ライド(ベット)」ボタンをタップすると、ディーラーとの勝負です。ディーラーが3枚のカードをオープンし、プレイヤーのハンドとディーラーのハンドを比較します。
見事プレイヤーの手役がディーラーの手役を上回っていた場合は、プレイヤーの勝利となり賭け金の2倍の金額を獲得することができます。なお、ディーラーは役によっては勝負を降りることがあり、勝負を降りると配当が少なくなってしまう場合があります。詳細は以下の項目をご覧ください。
ディーラーに決められた勝負のルール
ブラックジャックが「手札が16以下は必ずヒットする」といったディーラーのルールが定められているのと同様、スリーカードポーカーにおいては特定の条件を満たさない限りディーラーが勝負を降りてしまいます。
ディーラーが勝負することを「クオリファイ」、降りることを「ノットクオリファイ」と言います。ディーラーが勝負をする条件と降りる条件は以下の通りです。
ディーラーが 勝負をする条件 | ペア以上の手役が作れているか、Q・K・Aのカードがいずれか1枚あること(クイーンハイ以上) |
---|---|
ディーラーが 勝負を降りる条件 | ペア以上の手役がなく、またQ・K・Aのカードを1枚も持っていないこと(クイーンハイ未満) |
もし、ディーラーが勝負を降りた場合、勝敗に関係なくプレイヤーは「アンティは2倍の配当、コールは元返し」の賞金が与えられます。例えば20ドルをアンティとコールにそれぞれ賭けている場合、アンティは40ドルの配当、コールは20ドルの元返しとなり、合計で60ドルの賞金を獲得します。
スリーカードポーカーの役(ハンド)一覧
スリーカードポーカーの役は、ハイカード(ノーハンド)を含め6種類しかありません。役の強さは、強い方から「ストレートフラッシュ > スリーオブアカインド(スリーカード) > ストレート > フラッシュ > ペア > ハイカード」の順となります。
特に、「スリーカード > ストレート > フラッシュ」という順番は一般的なポーカーと比べて全く異なるため注意しましょう。
ストレートフラッシュ | 同じマーク(♠♥♣♦)で数字が連続した3枚のカードが揃った状態(スリーカードでは最強の役) |
---|---|
スリーオブアカインド | 3枚のカードの数字が全て同じ状態 |
ストレート | 3枚のカードの数字が連続した状態 |
フラッシュ | 3枚のカードのマーク(♠♥♣♦)が揃った状態 |
ペア | 手札3枚の内、2枚のカードの数字が揃った状態 |
ハイカード | 何も役が揃わなかった状態 |
それぞれの役の成立条件一覧です。スリーカードに「ロイヤルストレートフラッシュ」という役はありませんが、もちろんQ・K・Aのストレートフラッシュが一番強いことは変わりません。
また、もしもディーラーと同じ役が揃ってしまった場合、成立した役の数字の強さで勝敗が別れます。次の項目で数字の強弱について解説します。
スリーカードポーカーのカードの強さ
スリーカードポーカーのカードの強さは一般的なポーカーと変わりません。「2」が一番弱く、数字が大きくなるにつれて強くなっていき、「A」が一番強いです。例えばディーラーとプレイヤーでスリーオブアカインドが成立していた場合、
- ディーラー 8♠️ 8♦️ 8♣️
- プレイヤー Q♠️ Q♦️ Q♣️
という組み合わせではプレイヤーの方が勝利となります。
また、同じ数字が揃っていた場合はキッカー同士で勝負して判定が行われます。例えばディーラーとプレイヤーでペアが成立していた場合、
- ディーラー 8♠️ 8♦️ J♣️
- プレイヤー Q♠️ Q♦️ Q♣️
という組み合わせではキッカーの強いディーラーの方が勝利となります。
スリーカードポーカーの配当
役 | ANTEボーナス | ペアプラス |
---|---|---|
ストレートフラッシュ | 6倍 | 41倍 |
スリーオブアカインド | 5倍 | 31倍 |
ストレート | 2倍 | 7倍 |
フラッシュ | 2倍 | 5倍 |
ペア | 2倍 | 2倍 |
ハイカード | 2倍 | ー |
まず、スリーカードポーカーはディーラーに勝利するとアンティが2倍、そしてディーラーがクオリファイ(クイーンハイ以上)の時に勝利した場合はコールした分も配当が2倍になります。
それに加えて、プレイヤー側の手札が上位役だった場合、勝敗とは別に特別ボーナスとして配当を獲得することができます。これを「アンティボーナス」と言い、ストレートフラッシュやスリーオブアカインドではかなりの高配当をゲットできると言えます。
また、オプションベットであるペアプラスにベットした場合、ペア以上というだけでもかなり豪華なボーナスが用意されています。ストレートフラッシュの配当はなんと41倍!なお、アンティとペアプラスの両方に賭けた場合、必ず勝負しないとボーナスを受け取れないためご注意ください。
スリーカードポーカーで役が成立する確率
役 | 確率 |
---|---|
ストレートフラッシュ | 0.21% |
スリーオブアカインド | 0.23% |
ストレート | 3.25% |
フラッシュ | 4.95% |
ペア | 16.94% |
ハイカード | 74.38% |
続いて、スリーカードポーカーにおける役の成立確率について解説します。
スリーカードポーカーはカードを交換したり、多くのトランプの中から好きなカードを選べるわけではないので、上位役が成立する可能性はかなり低いです。
ほとんどの場合はハイカード(役なし)となり、ストレートフラッシュやスリーオブアカインドでは0.2%程度と非常に低いです。ペアですら16%しか入らないことを考えると、かなり難しい勝負と言えるでしょう。
なお、ハイカードの中でも「クイーンハイ未満」となる組み合わせは全体の30%ほどしかないので、ディーラーがノットクオリファイとなる確率も同じく30%程度ということになります。そのため、クイーン以上のカードを1枚も持っていない場合は勝負すべきではないと言えるでしょう。
スリーカードポーカーの還元率・控除率
スリーカードポーカーの還元率については、各ゲーム会社によってボーナスの倍率が異なるため一概には言えませんが、一般的なスリーカードポーカーの場合、アンティ+コールの還元率は「97.99%(〜97.44%)」、ペアプラスの還元率は「97.68%(〜92.72%)」となっています。
そのため若干ですが、アンティ+コールに徹した方が還元率は上がりやすいと言えるでしょう。
控除率は100%から還元率を引くと求められるので、アンティ+コールの控除率は2.01%、ペアプラスの控除率は2.44%となっています。
いずれも一般的なテーブルゲームと比べても遜色ない数字であり、ヨーロピアンルーレットなどと比べても低い控除率となっているため、プレイヤーが勝ちやすいゲームということができます。
スリーカードポーカー攻略法:2つの戦略
ここまでのルールや還元率をもとに、スリーカードポーカーの攻略法について考えてみましょう。「どれくらいのハンドだったらコールするべきなのか?」「ペアプラスは実際にプレイした方が良いのか?」といった内容について、詳しく踏み込んで解説します。
攻略法①:コール戦略
まず、コールについての戦略です。プレイヤーはまず、アンティを支払っている時点でかなり降りるのが損になります。
というのも、コールはアンティの同額を支払っているわけですから、あと同額をベットするだけでアンティの4倍分の配当を得られると考えると、必要な勝率はあまり高くありません。そのため、ペア以上の役であれば必ずコールを行いましょう。
難しいのはハイカードだった場合ですが、こちらについては「クイーンハイ以上」である場合は積極的に勝負した方が良い場面です。それ未満のハンドの場合、もし勝利したとしてもコール金額はトントンとなってしまうのであまり美味しくありません。
しかしクイーンハイ以上だった場合はディーラーがクオリファイであっても勝利できる可能性が上がるため、積極的に狙っていきましょう。
攻略法②:ペアプラス戦略
また、ペアプラスは控除率が低いのだから、勝負に使わなくても良いのでは?という考えを持つ方も多いでしょう。
実際ペアプラスにはメリットもデメリットもあり、高配当を獲得できる可能性がかなり高い反面、ペア以上となる確率はおよそ4分の1のため、安定した配当を得られるエリアではありません。
それでも当サイトでは、「ペアプラスは積極的に使うべき!」という立場を取ります。同じテーブルゲームで還元率の高いバカラやブラックジャックは、原則として2倍の当たりを掴みに行くゲームです。
しかしスリーカードポーカーは還元率がある程度高く、かつ配当も大きくなるような仕組みとなっています。そのため、一攫千金を目指す場合は大変有用な戦略と言えるでしょう。
スリーカードポーカーを無料でプレイする方法
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スリーカードポーカーは世界中でプレイされているため、ブラウザアプリはもちろん、iOS(iPhone)やAndroidでも無料で楽しむことができます。まずは無料アプリを試してみて、どのようにスリーカードポーカーのゲームが流れるのかについておさらいしつつ遊んでみるのがおすすめです。
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スリーカードポーカーまとめ
スリーカードポーカーは、通常の5枚で行うポーカーではなく、3枚のカードを使って勝負するテーブルゲームの一つです。オンラインポーカーサイトにはほとんど設置例はなく、大抵の場合オンラインカジノで遊ぶことができます。
最大で40倍もの配当を獲得できるとしながら、還元率はおよそ97%〜98%とかなり優秀です。せっかく還元率が高い機種ですので、ペアプラスなどのオプションベットも積極的に行い、稼いでみてはいかがでしょうか?
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
スリーカードポーカーは、3枚の手札で役を完成させるポーカーゲームで、様々な無料アプリをはじめ、オンラインカジノでも遊ぶことが出来ます。通常のポーカーとは少し役が異なるため、そこだけ覚えれば簡単にプレイする事ができますよ!