モンテカルロ法
モナコ公国モンテカルロのカジノを破産させたと言われている方法。マネーシステムの一種
1回の的中で利益が得られるものではなく、何度か的中していくうちに利益を獲得していく方法。ある条件を満たした時点が1セットとなり、その時点では必ず利益が出るようになっている。
使用方法
- 最小単位の1倍、2倍、3倍の数字を紙などに書いておく。
- 「1 2 3」
- この両端の数字の合計1+3=$4が初回の賭け金
- もしも、最小単位を$2とした場合は「$2 $4 $6」となり、初回の賭け金は$8となる。「1 2 3」はあくまでも最小単位に対する倍数のことなので注意。
- 的中しなかった場合、2回目は前回の賭け金を数列の右端に書き足す。「1 2 3」に前回の賭け金の4を足して「1 2 3 4」となる。
- 「1 2 3 4」
- 次の賭け金は、両端の数字1+4=$5で$5が賭け金となる。
- このように、的中するまで前回の賭け金を右端に書き足していき、左右を足した額を賭ける。
- 的中した時は、配列した数字の両外側からそれぞれ2個ずつ消す。
- 例えば、「1 2 3 4 5 6 7」の時に的中したら、次回は両端から2個ずつ1、2と6、7を消して「3 4 5」となる。次の賭け金は、両端の数字3と5を合計した$8を賭ける。
- この配列「3 4 5」で、再び的中した時は、更に両端から2個ずつ消すことになるが、これでは配列した数字自体が消滅してしまうので、その場合は最初の「1 2 3」に戻る。
- この「1 2 3」に戻す時点までが1セットとなり、この時点で必ず利益が出るようになっている。
- ちなみに、この配列「3 4 5」で$8の賭け金での勝負に負けた場合は、次回は前回の賭け金の8を右端に加えて「3 4 5 8」となり、次回の賭け金は11となる。
モンテカルロ法を使用して、2倍の配当のゲームで4回目と8回目に的中した場合は以下のようになる。
この場合、8回目で1セット完了となっている。
回目 | 1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
賭け金 | $4 (1+3) |
$5 (1+4) |
$6 (1+5) |
$7 (1+6) |
$7 (3+4) |
$10 (3+7) |
$13 (3+10) |
$16 (3+13) |
トータル収支 | -$4 |
-$9 |
-$15 |
-$1 |
-$8 |
-$18 |
-$31 |
+$1 |
長所
- 賭け金の上昇を抑える意味では優れている
短所
- 所詮、マネーシステムなのでペイアウトを変えるような効果はない
参考 モンテカルロ法