従属事象のゲームの利用
従属事象のゲームの利用
ブラックジャックのエースとテンカードの組み合わせ「ブラックジャック」は配当が1.5倍となり、ゲームの要です。では、仮に一組のカードを使っているとして、場にエースが4枚とも出てしまったとしましょう。そうすれば、それ以降エースの出る確率はゼロです。よってブラックジャックは成立せず、期待値は下がります。逆に今から配られるカードの山(シュー)に含まれるエースの割合が高ければ期待値は高くなります。
このようにブラックジャックの場合は、それ以前のゲームの結果や状況が次回ゲームの確率や期待値に影響を及ぼします。このようなゲームを「従属事象のゲーム」といいます。
この従属事象を利用してカジノを攻略することができます。
ブラックジャックのカードカウンティング
ブラックジャックのカードカウンティングとは前記の従属事象を利用して、期待値の大きい時にベット額を上げ、期待値の低い時にはベット額を下げる(もしくは打たない)方法です。
映画「レインマン」でダスティン・ホフマン演じる主人公が驚異的な記憶力を使ってすべてのカードを記憶してラスベガスで荒稼ぎするあれです。(最後には追い出されますが・・・)
映画ではすべてのカードを記憶するという人間離れした方法として扱われていますが、実際のカウンティングはすべてのカードを記憶するのではなく、特定のカードにカウント値を付けて数える(カウントする)というものです。
カウンティングには何種類かのカウント方法とカウント値に合わせたベット額の決定方法(ベッテイングシステム)がありますが、基本はみな同じです。でも、これ以上の詳しいカウンティングの方法はご自身で探してみてください。というか、わたしはカウンティングに関する実践的知識は持っていません。(すいません・・・)
実際のランドカジノで使おうと思ったら、それでも相当な練習が必要だと思われるこのカウンティングですが、ゆっくりカウントできてディーラーやピットボスの目も光っていないオンラインカジノなら比較的初心者でもカウントできそうです。
しかし、一つ大きな問題があります。
実はオンラインカジノのブラックジャックはほぼすべてカウンティングが使えません!?
というのは、オンラインカジノのブラックジャックは毎回シャッフルが基本なのです。一ゲームごとにカードがシャッフルされるのでカウンティングが使用できる前提となる従属事象が効かないのです。
「煽るだけ煽りやがって!」「嘘つき!」と言われそうですが、ちょっと待ってください。
わたしはすべてのオンラインカジノでカウンティングが使えないとは言っていません。ごくわずかですが、オンラインカジノでもカウンティングが使えるゲームも実在します。以下を参考にしてみてください。
解説 オンラインカジノのブラックジャックでカウンティングは可能か?
クラップスのオッズベット
日本人にとって非常になじみの低いゲームですが、クラップスにも一時的にペイアウトが100%を超えるポイントが存在します。それがオッズベットです。
しかし、このオッズベットは一定額を「パス」「ドントパス」「カム」「ドントカム」に賭けて、その後にはじめて権利を得られる方法であり、「パス」「ドントパス」「カム」「ドントカム」への賭け額によってオッズベットの賭け金に制限が掛かるのが一般的です。
もしも、オッズベットの制限がないオンラインカジノがあれば攻略法になりえるのですが・・・なので、あくまでも一例と考えてください。