ネッテラー/NETELLER
NETELLER /ネッテラー/ネットテラー
https://www.neteller.com/home/index.jsf
オンラインギャンブルを主とする決済代行手段、電子マネー
運営会社はNEOVIA Financial ロンドン証券取引所に上場しておりマン島に本部を置く。
数あるオンラインギャンブル関連の決済手段、電子マネーの中でもネッテラーは非常に多くのオペレータで使用されており、また日本語にも対応していることから最も日本人に使用されている決済手段である。反面、一般的金融機関と比較したサービスレベルの低さ、手数料の高さ、独断的でユーザー軽視の態度、などが不満とされることも多い。
ネッテラーの歴史
- 1999年
- 業務開始
- 2002年
- 全世界のCirrus (シーラス)・Maestro (マエストロ)系のATMで現金を引き出せるデビットカードのサービス開始
- 2005年5月
- 日本語サイトが完成 日本語サポートサービス開始 当初はJCBカードの入金も導入されたが、これはすぐに頓挫。
- 2005年6月
- サービス向上の経費増加を理由に日本人顧客のネットポイントを一方的に廃止・没収する。
- 2006年6月
- 景品や旅行が当たるプロモーションを開始
- 2006年8月
- この頃よりネッテラーの名を騙るフィッシングメールが出回る
- 2006年10月
- アメリカでUIGEA(オンラインギャンブル禁止法)が成立。
それまで売り上げの75%をアメリカのプレイヤーで占めていたネッテラーは大打撃を受け、業務の縮小・サービスの低下を余儀なくさせる。 - 2007年1月
- 元ネッテラーの幹部社員2名がアメリカで逮捕される
また、ネッテラーの株がロンドン証券取引の取引停止銘柄に指定される。 - 2007年2月
- 米国メンバーアカウントが凍結され払い戻し不能状態になる
- 2007年4月
- 旧ディビットカードサービスが突然の中止
- 2007年7月
- 新しいデビットカードサービスとなる「プリペイドカード」の発行をヨーロッパを皮切りに開始。後に日本人利用者にも発行される。
- 2007年8月
- ネッテラーは米国メンバーにオンラインギャンブルの決済サービスを提供していたことに対して有罪を認め、米国検察当局へ1億3600万ドルの罰金を支払い和解
これにより米国メンバーのアカウント凍結解除
また、ロンドン証券取引所での株式取引も再開 - 2007年12月
- ネッテラーから新年のプレゼント予告なる「NETELLER から皆さまに、素敵なプレゼントをご用意しています。」というメールが届く。
- 2007年12月
- 多数のユーザーに対して本人確認の書類提出のメールが突然届く。しかも、提出期限がメール配送後5日間と非常に短かったため、書類の提出が間に合わずアカウントをロックされるユーザーが多発。
- 2008年1月
- ネッテラーサイトがリニューアル
ネットポイントが復活するも、機能的に新しいものは特になし。前年の「NETELLER からのプレゼント予告」なるものは、このサイトリニューアルのことであった。多くのユーザーを大いに落胆させる。 - 2008年1月
- 多くのユーザーのセキュアIDが突然変更される
- 2008年4月
- 手数料改定 クレジットカード購入手数料は3.9%から1.75%に下がったが、払い戻しに掛かる手数料は軒並みアップ。
- 2008年4月
- VIPメンバー認定を大幅増加
- 2008年10月
- Net+プリペイドカードとNet+ヴァーチャルカードの新サービスを導入。しかし、従来のGlobeWallet カードよりも高い手数料となっている。
- 2008年11月
- 運営会社名がNETELLER Plc から NEOVIA Financial (ネオビア)に変更
- 2008年11月
- 使用頻度の低いVIPメンバーに対し使用頻度の向上をしないとVIPステイタスを剥奪する旨の通知が送られる。
- 2008年12月
- Net+ヴァーチャルカードの引き出し限度額が多くのユーザーからのクレームを受けてアップ。(500ドル/日→1000ドル/日)
VIP会員特典
ネッテラーにはVIP会員制度があり、VIP会員に認定されるとおおむね以下のような特典が得られる。
- VIP専用のカスタマーサービスチームによるサポート
- 1.75%の外貨両替の手数料(VIP会員以外のお客様は2.5%)
- キャッシュバックによる引き出し手数料無料
- VIP会員限定プロモーションのご案内
手数料の軽減は翌月始めにまとめて還元される。(名目は「調整」)
VIP会員特典に関して詳しくは以下のページを参考にしてください。
その他
- ネッテラーによるとネッテラーは英国FSA (金融サービス機構) の規制の元で利用者の資金に関して外部信託に全資金の110%に相当する金額を預けてあるとある。(だから、米国法の影響があってもユーザーの預金額は保障されると説明されることが多い。)
- ネッテラーを使用していると時折、デポジットエラーとなり、カジノに入金されていなくてもネッテラーの残高が減っていることがある。これについてネッテラーに修正を要請すると、どういうわけだがユーザー自らがカジノに連絡を取り取引の詳細を聞いてくるように指示される。ネッテラーのサービス意識を物語る事例であるといえる。
- 基本的にサービスレベルが低い。一般的なサービス業や日本の金融業と比較してその対応力や経営態度に不安や落胆を覚えることが多い。
- プロモーションやイベントを頻発し必要以上に使用を煽る傾向がある。
- 上記のようにさまざまな問題を抱えているネッテラーだが、それでも(特に日本人は)ネッテラーがベターな決済手段であるため、不満を持ち続けながらも使い続けなくてはならないという一面がある。
参考 ネッテラーマニュアル
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