ホワイトレーベル/White Label
ホワイトレーベルは、正規のライセンスを受けていないオペレータが正規ライセンサーのバックアップを受けてオンラインギャンブルの運営に携わる方法の呼称である。
ホワイトレーベルの形態
通常、オンラインギャンブルのオペレータは様々なライセンシー契約をして運営を行うが、そのためには政府ライセンスの獲得、ソフトウェアライセンスの獲得、それらライセンス獲得の資金、豊富な運営資金、運営スタッフやサポートスタッフの確保など膨大な手間と資金が必要になる。
そこで、ホワイトレーベルでは既存のオンラインカジノの協力を得てソフトウェアのコピー、スタッフの譲渡を依頼して正規の方法よりも安価にオンラインカジノ運営を行う。
ホワイトレーベルにも様々な形態があるが、一般的にライセンスは自身で所得せず、親元のオペレータが所持しているものを提示することが多い。
ホワイトレーベルの問題点
ホワイトレーベルの問題は正規ライセンサーと比較して責任能力が低いことが挙げられる。
ホワイトレーベルは外見的には正規ライセンサーと変わりないが、実際には親元のオペレータが所得しているライセンスを掲げているだけなので、その能力には疑問が残る。また資金的にも正規ライセンサーよりも乏しいので、プレイヤーに対する不払い等の問題が起こり易いことが想定される。
ホワイトレーベルが増加する責任の一端は正規オペレータにもある。勧めて自身のホワイトレーベルカジノを募集しているグループもあるほどである。
さらに、ホワイトレーベルが不払い等の問題を起こした場合に、自身のライセンスのレンタルを許諾しておきながら、あくまでもプレイヤーとホワイトレーベルの問題として一切の責任を取らない正規オペレータもある。
一般的にホワイトレーベルは自身の運営がホワイトレーベル形態であると宣言していることはないので、プレイヤーがホワイトレーベルを見極めることは困難である。
ホワイトレーベルカジノに登録したら、初回ボーナスの獲得で、どこにもそのカジノのグループ情報など載っていないのに、「あなたはすでにグループのカジノでボーナスをもらっているので不可」となったという問題もある。