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佐藤純の賭博回遊業 守りのギャンブル

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久々に池袋でパチンコを打ってきたのだが、その換金率の高さに驚かされた。俺がパチンコを打っていた頃は、通常4円貸しの2.5円戻しだったのだが、関東圏内は3.75円返しが主流になっており、最近まで等価が主流だったと聞かされ更に驚き・・(俺がパチンコをしていた頃は、ほとんどの店が2.5円計算だったのでそれが普通だと思っていた。)

最近のパチンコは全く手を付けていなかったので、くぎ調整のみを考慮して台を選ぶ。牙狼という台を打ったのだが、5,000円入金したところで初当たり。

確変に突入し、連荘を重ねて積んだ箱が5箱。その後、出たり入ったりを繰り返し、多少出玉を減らして遊戯を終了。25,000円以上のプラスになっていた。

今日はツキがあると判断し、池袋から新宿は歌舞伎町、インカジに戦いの舞台を移す。先ほどのパチンコでの勝利金のうち、2,0000円を入金。来店ボーナスを含めた300ドルからのスタートだ。

まずは手始めにブラックジャックを選択する。様子見で2ゲーム流してみたが、ディーラーバーストが続いたので、勝負が出来ると判断し、10ドルを選択ラストボックスに置いた。

調子よく勝てて、4連勝!投資額が低いので、収益が一気に伸びるわけではないが、勝利は勝利だ。多少の浮きがでているので、スロットに移動。20ラインの熱狂ロトを回すことにした。

様子を見ながら回していると、6のボールが5個出たり、7のボールが5個出たりで中々に調子が良い。継続を決めたその数回転後にフリースピンに突入、これが10回転の5倍を引いてくれた。微妙な当たりではあるが、この台での投資はまだ少ない。多少のプラスを期待しつつ、スタートボタンを押す。

熱狂ロト

そこまで大きな期待はしていなかったが、これがなんと、合計100ドルオーバーの賞金を叩き出してくれた。ベット額を上げておけば良かったと、多少の後悔の念もあるが贅沢は言えない。この時点で、ブラックジャックでの勝利金とスロットの勝利金で合計400ドルを大幅に上回った。

調子の良い時は、攻め続けるのが基本かも知れないが、あえて俺はアウトコールをする。俺の今年の博打のルールは守りが基本だ。大勝を狙うのではなく、小さな勝利を刻んでいくことを目標としているのだ。

さて、ここで余談を一つ。俺の通うインカジでは 入金直後に偶々フリースピンが当選し、残高が増えた場合、「お持ち帰りした方が良いですから、アウトしましょう」と店員が進めてくれることがある(気を良くした客のリピートを狙っているのだろうか)。

勿論、普段からライブバカラの高額一度張りや、数回の勝負で帰る様な客には、そんな優しくない様だが・・。確かに、短時間で云万円を毎日抜ける様なら、そちらの方が効率が良いのは明白だがね。

俺の知り合いのRさんと言う方はそれを実践していた。3か月もの間、毎日1万円前後の勝利で即退店を繰り返し、総額で100万円を店から抜いていたそうだ。店も、流石に他の客にまで真似をやられたらたまらないと考えたのだろう。丁度そのころから、店のトイレと入り口には、短時間勝負の禁止がデカデカと表示されたそうだ。

実は、俺も同じことをやろうと考えていた時期があったのだが、それをするには、己の賭けに自信を持ち、欲を出さずに決めた条件で、負けても勝っても辞めるという硬い意思が必要なようだ。俺にはそれが欠けているのだろう。結果は付いてこなかったとだけ書いておく。

この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。
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